4~5年前より聖天尊に祈願していました山門前の土地(960坪)が、一昨年12月に地主より売却したい旨の話があり、総代とも相談・検討の結果、昨年9月に購入・取得の運びとなりました。
この土地は当山が購入した場合、将来的に寺のためになるものを作るということを天尊に約束していました。そこで、この度、「不動尊護摩堂建立」を発願いたしました。
現在、お堂の規模や仕様について本堂を建てた宮大工である社寺工務店と打合せを重ねているところであり、また、新しく造る本尊・不動明王についても尊容や大きさなど、京都の仏具店と慎重に打合せをしているところです。
このお堂と本尊が完成した暁(あかつき)には「当山別院」として、毎月、お護摩修行をし、檀家さんは元より地域の人々にも広くお参りをしてもらえるような場所になるよう努力していく所存です。
私はいつも思うのです。これからの寺院は檀家さんだけでなく少しでも寺を開放し、広く地域の寺となるよう努めて行かなければならないのではないかと。誰もがいつでもお参りできる・心が安らかになれるような場所・祈れる場所でありたいと。
私が尊敬する愛知県大御堂寺・水野真圓僧正は「真言行者は護摩供と聖天浴油供を併修して行じていくことが必要である」というのが持論であります。私も残された人生の中で、それを目指して行きたいと願っております。
これから、どんなお不動様ができるのか、どんなお堂が出来上がるのか、折をみてここで報告していけたらと思っております。
完成までには約2ヶ年かかる予定です。
合掌
2018年02月01日