山門脇の築地塀が長年の風雨により表面がボロボロになったので、この度、お盆を前にきれいにして皆さんをお迎えしようと思い修理、再塗装工事をいたしました。
近隣のお寺でも当山のように長い塀はあまり見受けませんが、山門を挟(はさ)んで両側に続く塀はお寺の威厳を感じさせてくれます。
又、本来、山門、塀は「結界(けっかい)」を表し俗界と聖域を区画するものであり、これより中には不浄なものが入ることができないことを表しているのです。
因(ちな)みに神社の鳥居も結界を表し、その内が聖域(神域)であることを意味していますが、その起源はインドでそれが日本に伝わり神社の象徴となったものとする説があります。
山門を入る時、出る時にはご本尊様に一礼をして頂きたいと思います。
合掌
2021年07月01日